こんにちは。理学療法士の新宅です。
当院では本年度より平衡機能計を導入しています。
平衡機能計とは身体の揺れや体重の偏りを測定することのできる検査機器です。
通常、立っている状態では身体には常に微少な揺れが生じています。
倒れそうになる身体を戻そうとする立ち直り反射があるため、傾いたり立ち直ったりを繰り返しながら姿勢を保っています。(姿勢制御システム)
しかし、加齢に伴い姿勢制御システムに問題が生じるとバランスに影響を及ぼします。
揺れが大きくなるとバランスを崩し、転倒のリスクが高くなります。
平衡機能計(ゲート・ビュー)では測定結果は画面と数値で表示されるため、患者様も直感的に状態を把握できます。
それにより、説明やアドバスをより簡潔に行うことができるようになっています。
測定結果が数値で記録できるので治療前後の変化が目で見て確認できるのも良い点ですね。
また、1つの検査が1分以内の短時間で行えるので患者様の負担も少なく実施できます。
患者様の状態を把握し、より質の高いリハビリプログラムを提供できるように精進してまいりますので今後ともお願いいたします。
最後までお読みいただきありがとうございました。