こんにちは。理学療法士の新宅です。
梅雨真っ只中で、全国的に悪天候が続いていますね。
このような時期になると
「天気が悪いから頭痛がする」という声を患者様からよく聞くようになります。
世の中には頭痛でお困りの方が数多くいらっしゃいます。(実は私もそのうちの一人です)
そこで今回のブログでは気圧と頭痛の関係と、気圧の変化による頭痛の対策をお伝えしたいと思います。
頭痛にはいくつか種類がありますが、その中でも片頭痛(ズキズキと脈打つような痛み)
は天気の影響を受けやすい可能性があるという研究報告があります。
気圧の変化で片頭痛が引き起こされる仕組みは以下のように考えられています。
気圧が変化する
↓
鼻の奥の空洞(副鼻腔)の気圧と外の気圧で差が生じる
↓
顔や頭に走る神経(三叉神経)が刺激される
↓
三叉神経から延びた頭の領域の血管が拡がる
↓
片頭痛が出現する
このように気圧の変化で出現する片頭痛の対策として以下の2ポイントがあります。
①首を冷やす
片頭痛は血管が拡がっているときに起きるため首の太い血管を冷やすことで頭の血管の拡がりを抑えることができます。それにより痛みが和らぐと考えられています。また片頭痛がひどいときは入浴を控えたほうが良いと考えられています。
②普段からこまめにリラックスする
緊張した状態が続いているときは血管が収縮しているため、リラックスしたときに一気に血管が拡がってしまい頭痛が起こりやすくなると考えられています。そのため緊張状態が長く続かないように仕事の合間などにこまめに深呼吸したりストレッチすることを心がけましょう。
上記のような対策でも改善しないようなひどい頭痛の場合は無理せずに病院を受診し薬をもらうなど医師の指示に従いましょう。
気圧の変化により頭痛が起きることが分かれば、事前に対応ができますし
頭痛が起きても不安になることが少ないと思います。
皆さんの頭痛が少しでも楽になれば幸いです。
最後までお読みいただきありがとうございました。