スポーツ障害を予防するためには?

投稿者:staff
投稿日:2017年02月15日

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いつもブログをご覧いただきありがとうございます。
リハビリスタッフの服部です。

スポーツをしたり、スポーツに取り組む人を支えたりする中で
頭を悩ませるのは「どうすればケガをしないで済むのか?」という
問題だと思います。

その問題について現場で取り組んでいる先生方の勉強会に
参加させていただいたのでココで紹介したいと思います。

●タイトル
「スポーツ障害発生予測モデルの提案」というものでした。

高校球児(少年野球選手)、サッカー少年、駅伝選手など
たくさんの人からデータを摂り、
ケガをする人/パフォーマンスが高い人の特徴を
統計で検討した結果を報告していました。
また、その結果を元にスポーツ障害予測のチェック項目を作り
スポーツ現場で活用されている様子を報告していました。

●具体的な内容
データを集めた結果、ケガをせず/パフォーマンスが高い選手は、
「股関節・体幹・重心コントロール」がキーポイントでした。

いくつかチェック項目があるなかで、
キーポイントに関係深い項目を2つ紹介していきたいと思います。
(スポーツをされている方は実際にやってみてください)

1つ目は、「片脚で低い台から立ち上がれるか?」です。
▶︎20cmほどの低い台に腰かけ、反動をつけずに立ちあがれるか?です。

▶︎スポーツに熱心に取り組むためには、床から立ちあがることができるのが理想  的だそうです。(私も実際にやってみましたが、意外とキツいです。)

2つ目は、「片脚立ち」です。
▶︎余裕のある方は、つま先立ちで片脚立ちをしてみてください。
駅伝選手でケガの少ない人は12秒以上保持できるという報告があります。

▶︎野球少年で3秒間片脚立ちが保てない子供の内、
約70%が投球障害を発症したという報告もあります。

実際にやってみてどうでしたか?
キツかった方は、スポーツを長く楽しむために、
脚腰の力やバランスに注目してみてはいかがでしょうか

最後に注意したいのが
これらのチェック項目ができれば
必ず「ケガをせず/パフォーマンスが高い選手」になれる訳ではない
ということです。
しかし!!
ヒントであることはデータが示しているかも知れません。