毎日暑くなってきましたね!

投稿者:staff
投稿日:2017年05月18日

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日中は暑く、朝晩は肌寒いと体調を崩しやすい時期ですがみなさん体調管理はどうですか?

放射線技師の大友です。

レントゲン撮影の際に患者さんから「別の病院で最近レントゲン撮ったんですが大丈夫ですか?」とよく聞かれます。

今回は、放射線について技師らしい事を書いてみようと思います(笑)

よくある質問
放射能と放射線の違い!

放射能とは
放射性物質が放射線を出す能力です。
例えるならば
豆電球・・・放射性物質
豆電球の明るさ・・・放射能
豆電球から出る光・・・放射線
が解りやすい解釈だと思います。

TVのニュース等で放射能が漏れ出すとは目に見えない小さな豆電球(放射性物質)が空気中や海中等環境に流れ出る事や光(放射線)が外部に突き抜けてくる2つの意味がありますが、これを混同した言い方です。

では放射線とは?

物を通り抜ける力〈透過力〉を持つ光のことです。
一般的に知られているのはα線・β線・γ線・x線・赤外線や紫外線、あと普通に電球の光である可視光線です。
簡単に説明すると光の総称です。

ですのでこれから夏に向けて空から降り注ぐ紫外線も放射線の一つです。

この放射線の中のx線を用いてレントゲン撮影やCT検査をするわけですが

じゃあ何が違うの?ということになりますので全て放射線に違いないのですが、ややこしくなるので力〈透過力〉の大きなα線・β線・γ線・x線等を放射線として説明します。

放射線=透過力が強いので体内を通過します。

・この透過力を利用してレントゲン写真を撮る事ができます。

・体内を通過する時に細胞を傷つけます。これが癌や白血病の原因となります。

紫外線=透過力が弱いので体内を通過できません。

・体内を通過することはできず皮膚で止まりますが、皮膚を傷つけます。

・これが日焼けやシミといった、お肌のトラブルの原因となります。

放射線は紫外線より透過力が強いので皮膚、細胞を貫通して細胞内のDNAに傷を付けます。

何となく違いはお分かり頂けましたか?💦

では、よく耳にする放射線被曝とは?

人体に放射線を浴びる事を放射線被曝と言います。

なので年一回の健康診断での胸部レントゲン撮影も放射線被曝です。

TVのニュース等で放射線被曝=即、健康被害というイメージですが私達は日常で毎日、紫外線を浴びるように太陽から降り注ぐ放射線〈宇宙線〉や食物〈カリウムや炭素等〉の摂取、地中から〈ラドン等〉の自然放射線で放射線被曝しています。

高度によっても違う自然放射線量

飛行機で東京とニューヨークを往復すると、0.11~0.16ミリシーベルトの放射線を受けることになります。地上から高いところほど、宇宙からくる放射線(宇宙線)の量が多くなり、1万メートル以上の高度では、地上(海面)の約150倍の宇宙線が降り注いでいるからです。パイロットやCAの方は一般の方より放射線被曝しています。

放射線被曝による人体への影響

日常生活や、病院での検査等、微量の放射線であれば何ら影響はありませんので安心して下さい。

参考までに

100mSv(ミリシーベルト)以下の被曝量では人体への明らかな悪影響は確認されていません!

胸部レントゲン(0.1mSvの被曝)を1000回連続で撮ったときに

初めて危ないかも!ってぐらいの話です。

最後に

当院でのレントゲン撮影にはFPD〈フラットパネル〉という最新の機器を導入して検査をしております。

低線量で綺麗な画像が撮影できますので安心して検査を受けて頂けます。